朝は零下5度まで冷え込むようになりました。

犬の散歩に歩きながら、
霞堤の草に降りた霜を
ふすり、ふすりと踏みしめながら、
ああ、冬が来たんだなと、感じます。

冬は、本物だけが残る季節。

種だけを残して全て腐り、枯れ、
時代へ託す季節。

10月は挫折の季節でもあったと、
10月の終わりに書きました。

秋と冬のあいだ、
挫折があって、
その折り返しの決断が、
今につながっています。

冬は、つとめて(早朝)。

冬が来るたび、
夜明け直前の、最も暗く、
最も寒い時間を、

その美しさを、
毎瞬感じていられるように。

夜明けは近い。

その時間を真摯に過ごせるように。