新嘗祭と勤労感謝の日

今日、11月23日は勤労感謝の日でした。
いわゆる「ハッピーマンデー制度」が適用されない祝日、となると
是非ともこの日の由来を調べてみたくなります。

そんなわけで調べたところ…

よくわからない。
もっと詳しく調べたらわかるかもしれないんですが…

休日自体の由来については、Wikipediaでも十分です。
抜粋すると、

農業国家である日本では、古くから五穀の収穫を神に感謝する風習があり、
大切な行事として「新嘗祭」という、飛鳥時代・皇極天皇の時代より続く祝祭があった。
これは旧暦11月の2回目の「卯の日」に行われてきたが、新暦(グレゴリオ暦)に改まるにあたり、そのままでは新嘗祭が1月になってしまうため、新暦11月の2回目の卯の日に行われることになった。
新暦が導入された1873年の11月の2回目の卯の日は23日であったため、翌年以降も11月23日が新嘗祭となった。
戦後GHQにより天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが、勤労感謝の日である。

とのこと。つまり、
新暦になるにあたって「とりあえず」11月23日にしたんだけど、
その日付自体に深い意味はないよ。
ということらしいのです。

ではなぜ、ハッピーマンデー制度をかいくぐって、
この11月23日がそのまま勤労感謝の日であり続けるのか?
これがわからない。

一方で成人の日や体育の日など、
その日付に歴史的な由来があるものが月曜日に移動していることから、
この制度にあたり日付自体の意味がどの程度重視されているのかは
不明ではありますが…

ほんとうは、
新嘗祭までは新米を食べてはいけないんだよ。

祖父だったか、祖母だったか、
そのように言われたことがあったのを覚えています。

大地と、神様への感謝の心、
もしかしたらその名残が、
11月23日に残っているのかもしれません。

しばらく前に封切られてしまっていた
新米をいただきながら。