昨シーズンは一度も火を入れなかったコタツを
今年は使うことにしました。
コタツを入れるとPC用スピーカーにノイズが入るのですよねえ。。
普段意識しない機器の微妙なバランスの中に、
日常生活が成り立っていることを、改めて感じさせられます。
このコタツは、ずっと昔は、父の書斎にあり、
父も仕事の時に使っていました。
その証拠が、天板に残っています。
数えきれない、文字の跡。
筆圧の強い父は、ボールペンで紙に書くたび、
その筆跡がうっすらとコタツの天板に残されました。
今もなお、光にかざすと
数字が、ひらがなが、漢字が、
無数に踊っています。
おこた。
父はもう文字を書くことはなく、
私もほとんどこのコタツで文字を書くことがありません。
しかし、
その天板には父の仕事の軌跡がありありと残り、
このコタツにあたるたび、
おこたならではの極上の温かさとは裏腹に、
大変身が引き締まる思いがあります。