終わりが見えてきました
もち米の田んぼ、その最後の1列。
もち米は、ふつうのお米(うるち米)と混ざらないように、
完全に分けて乾燥したり、臼挽きします。
そのため、刈取りもだいたい、一番最後。
共同作業で何十枚もの田んぼで稲刈りをしてきた
ここ数週間のお仕事も、
いよいよ終わりが見えてきた、ということです。
今年は雨で長引いて本当に大変な行程でした。
その中で仕事して感じたことのひとつは、
みんな、お金のためだけに
農業やってるんじゃないんだなあ、
ということでした。
つなぐ。
食を、
土地を、
人を。
刈り取った籾を軽トラックで運びながら、
幾度となく氏神様の社の前を通りました。
かつてはご先祖様たちが、
牛に引かせて通られたのだろうか。。
牛はいなくなり、
人は増え、
農地は減り、
子供も減った。
でも、繋いでいく。
新しい力を取り入れ、
新しい技術を取り入れ、
変わらずつないでいくために、
どんどん変化していく。
新しい価値を取り入れ、
新しい認識を取り入れ、
農業とあらゆる仕事が、共鳴し
融合し、みんなの尊厳を豊かにする
未来への道筋で。