オキナグサ
春が終わる、初夏が終わる。
あっという間にオキナグサの季節が終わります。
このオキナグサ、柔らかな産毛のある紫色の花が終わると写真のような細長い毛の綿帽子姿となり、そして枯れてしまいます。
しかし地中に根は残り、
また次の年の春先、控えめに葉を広げて、花をつけます。
土の中、見えないときにもそこにあり、
土の上、見えるときにも大きなうねりに身をゆだねるようなその姿は、
あったり、なかったり
どちらでもない、どちらもできる。
翁、というイメージにピッタリな、
悟ったかのような姿ですね。