現在、地域の農業法人に参加しています。
これは単に法人化して共同経営・共同作業をしようというものではなく、耕作放棄地を出さないように、農地を次の世代へつなげなければならない、という意志から始まったものであることを聞き、感銘を受けて参加しました。
私たちの地域では特に、「非農家」の方の参加が多いことが広域で話題になっています。
この意図を明確にし、一人一人に声をかけてくれた方がこの地区にいらっしゃるからではないかなと思います。
かつて、学生のころは、私は「農業をして生きていきたいとは思うけど、それはとても難しいだろう」と考えていました。
実際の収益などの問題もありますが、それよりも、
農業という、人と環境とをつなぎ配慮するべきものでありながら、現実はそこからほど遠い、市場原理主義に支配されたものになるだろうというあきらめがあったのです。
人も自分も、自然も傷つけてしまう…と。
いま実際に関わってみて、やはりその面はあります。
しかしそれ以前に、人とは、自然とは、それらの間とは、そのイメージを得させてくれたnTechが、私が今農業に携わることの意味を見出させてくれています。
次の時代へ。
農業に向けるまなざしは、
日本がこれから、令和の時代にむかう未来の先に向けられるべきです。