人生のビフォーサービス

メガネの鼻あて部分の、
半透明の樹脂が経年劣化で割れ、取れてしまった!
メガネをかけると鼻が痛い、
PC作業時にほぼ必須のめがねなのに、
致命的です。どうする。

というわけでメガネ屋さん…に行こうと思ったのですが、
このメガネを買った眼鏡屋さん、
半年前に店じまいしてしまった。どうする。

というわけで、最近コンビニが閉店して、
そのテナントに新規開店した眼鏡屋さんへ。

「こちらで買ったメガネではないのですが、
鼻あてのところが劣化してしまって…」

と状態を伝えると、
快く修理を引き受けてくださいました。

数分後、無事に修理完了。
劣化したほうの鼻あてが真新しい透明の樹脂に交換されて、
メガネをかけると、鼻にキュッと収まる。

ありがたい、おいくらですか?
と聞くと、

「いえいえ、サービスですから、大丈夫ですよ!」

ぇえっ
このお店で買ったメガネでもないのに?!
しかも破損していなかったほうの鼻あてのねじも交換され、
メガネ全体のクリーニングまでしてくれています。

このお店はできたばかり、
今日の私の依頼は一銭の儲けにもならないし、
今後私がこの店の顧客になるとも限らないのに…

そのサービス、
何か商品を買った後についてくるアフターサービスに対して、
何か利益が発生する前に行う、このような「ビフォーサービス」を
当然のことのようにやってのける姿勢は、
大変好感が持てるものです。

ありがたい、
メガネを作り直す時が来たら、
この店に来よう。
それがいつのことになるかは、わからないけれど…


思えば、認識技術(nTech)と出会って、
ビフォーサービスをたくさん受けてきました。

認識技術はその性質上、
やり方、思い方、あり方のすべてに、直接影響を与えます。
それが導く、その【顧客】の人生に、責任を持つということ。

私が認識技術の可能性と価値を確信し、
そこにお金と時間を投資するまでに、
どれほどたくさんのビフォーサービスをいただいてきたのか。

初めに書いたメガネ店は、
大規模なチェーン店です。
互いに利益を補完することで、綿密なサービスを行うことができる、
という面もあるでしょう。

しかし、認識技術は、
スタートした時から、ビフォーサービスが【徹底】していました。
いま、多くの仲間が増え、互いに補う体制は整いましたが、
それがない時代からつづいてきた。

どれほど深い確信であることか、
私もその中の一人であるけど、先輩方、そして
起点となったNoh Jesuさんには、感謝しかありません。