自宅に、一本の電話が入りました。
「うちの裏に御宅の山があるのだが、
そこの栗の木が一本枯れていて、雪が降ったら倒れそうだ。
始末してもらえないか。」
栗の枯れ木、といえど、相当の大木。
個人でなんとかできるものではなく、
業者に頼めば10万円近い費用がかかる。
でも仕方ない。
もともと山はあり、
その山際に家を建てたのは後から来た人で、
わざわざそんなきわどい場所に家など建てられなければ
このような出費はないのに。
田舎ではそんなことがよくあります。
そんな時こそ調停!
もちろんことここに及んでは
こちらで処理しなければならない、という案件でもありますが、
所によっては、お互いに取り決めて、
木や境界の管理をしている山もあります。
近いところこそ関心を持つのが難しくなりつつある時代。
より深い意思の疎通が、どんな場面でも必要とされています。