規格を作る!

現在農作業を共に行っている先輩の中に、
なんとこういうものにも参画している方がいらっしゃいます。

伊那市LoRaWANハッカソン

失礼ながらざっくり言うと、
新しい無線規格「LoRaWAN」でしかできない
アイデアを集め、
企画し、設計し、実験し、実用化までしてしまおう!
という集中プログラム。

ハッカソン

ハッカソンとは、
ソフトウェアエンジニアリングを指す言葉“ハック”と、
“マラソン”を合わせた言葉。

ゴールを見据えて走り抜ける、何とも
颯爽たる印象です。

アイデアと、技術を持つ人を集めて
それが形になるまでやり抜く!

なんだか、認識技術に携わってきた方には
慣れ親しんだ雰囲気ですね。

新しい規格

さて、このLoRaWANという規格、
従来の携帯電話回線などよりも
とても微弱な電波を使うため、
これまでにない「制約」も「可能性」もあるのだとか。

たとえば、
電波が弱いから、たくさんの中継アンテナが必要となります。
安定した通信にはたくさんのアンテナを立てなければならないから
コストがかかる。
しかし電波の弱さゆえ必要とする電力が少なくて済み、
環境や人体への影響も少ない。

この制約と可能性をつなぐのが、アイデア。

ドローンで電波を中継したり、
これまではとても実現できなかったアイデアが、
弱みを強みに変えていく。

そういった一つ一つのアイデアが
規格を価値あるものに形作っていく、
その開拓者たちの歩みを思うと、
自身も身が引き締まります。