最近さまざまな仕事・活動の中で、チームプレーほど難しいことはないと改めて思わされています。
ただ一緒に仕事をするだけならできているように思うとしても、ただの役割分担ではなく、「連携」ができているのか? ということ。本来の連携は、成果が2倍にも3倍にもなるはずなのです。
思えば幼少期から、チームプレーということにあまり興味がありませんでした。
正確に言えば、チームプレーよりも、個人の課題を個人で解決することが優先される環境があったといえます。
そのなかにあってチームプレーが要求される異質な環境に、学生時代の部活動がありました。私は吹奏楽部でした。
これは確かに、個人で力を磨いたうえで連携ができてこそ、成果が具現化するものでした。
しかし、そういうチームプレーが必要な環境のほうが少数派で、たいていはそれよりも個人のことを個人で解決すること、自己責任・個人主義の中にあって、それに抵抗するかのように連携が必要な環境がありました。
社会に出ると、さらにその傾向が顕著でした。
関係力を重視すると言いつつも、結局は自分のことを自分で責任をとることが優先される。
その側面は確かにありました。
同時に、自分自身でその環境を選択していたという事実も見えました。
いまnTechを学び、実践しようとしているのは、その課題を解決したいという願いに根差しているところが大きいです。
結局、個人主義は楽なのです。
自分または誰かに責任があり、それを明らかにして問題の解決とする。
領分を区切り、互いに不要な干渉を避ける。
チームプレーは、あたらしいことに向かうなかで、今メモ前にないものを探す中でおこる。一人ではできないことに挑戦するなかで、おこる。
それよりも、いままでやったこと、今までできていたことを繰り替えずほうが楽に決まっています。
チームプレーの課題は、ただ新しいことを始めるだけでは解決しない。
みんながそこに向かっていることを、そして同じ土台から出発していることを、共有できなければ。今までそれが難しかった。
どんな目標を決めても、どんな理念を語っても、すべてが真似事であり、すべてが独断になる。
リーダーのための技術、nTech、共通土台を持てるならば、これほどすばらしいことはないのです。