そのひとことにすべてを #2/2

創作って、オリジナルって、
の話の続き。

いつも誰かの言葉で喋っている。
借り物の表現しかできない。
そんな感覚は常にありましたが、
その転機が認識技術によってもたらされました。

文学的・感覚的なものに依存すると
思っていた【表現】という活動を、
「しくみ」で理解することが鍵でした。

ひとつシンプルな構造でみると、

人間の

表情・言葉・行動

という「表面に現れる活動」の背景には

考え

があり、その背景には

感情

があり、その背景には

イメージ

があり、その背景には

エネルギー

があり、その背景には

アイデンティティ

があります。
私が「表現」にこだわっているとき、
「表情・言葉・行動」にしか
興味がなかったということでした。

オリジナルはどこから来るのか

創作の原点は、
まさに「言葉にすること」がすべてです。

どんな表現も、最初に言葉にした人がいます。
「今までになかった表現」は、
今までになかった考え・感情・イメージ・エネルギー・アイデンティティから
生まれたもの。

どんなに表現を真似しても、
アイデンティティ=自分とは何か
は、真似できない。

アイデンティティから
捻り出した、
そのひとことにすべてを。

集合的無意識の中で
特別な個人の役割を【規定する】こと。

自分とは何なのか、
そこにかけたひとことを、今日も追及します。