創作って、オリジナルって、
の話の続き。
いつも誰かの言葉で喋っている。
借り物の表現しかできない。
そんな感覚は常にありましたが、
その転機が認識技術によってもたらされました。
文学的・感覚的なものに依存すると
思っていた【表現】という活動を、
「しくみ」で理解することが鍵でした。
ひとつシンプルな構造でみると、
人間の
表情・言葉・行動
という「表面に現れる活動」の背景には
考え
があり、その背景には
感情
があり、その背景には
イメージ
があり、その背景には
エネルギー
があり、その背景には
アイデンティティ
があります。
私が「表現」にこだわっているとき、
「表情・言葉・行動」にしか
興味がなかったということでした。
オリジナルはどこから来るのか
創作の原点は、
まさに「言葉にすること」がすべてです。
どんな表現も、最初に言葉にした人がいます。
「今までになかった表現」は、
今までになかった考え・感情・イメージ・エネルギー・アイデンティティから
生まれたもの。
どんなに表現を真似しても、
アイデンティティ=自分とは何か
は、真似できない。
アイデンティティから
捻り出した、
そのひとことにすべてを。
集合的無意識の中で
特別な個人の役割を【規定する】こと。
自分とは何なのか、
そこにかけたひとことを、今日も追及します。