先日書いたとおり、
教育を志しましたので、教員免許が取れる大学に入学しました。
それで当然、教育実習にも行くわけです。
私は特段子供好きというわけではないのですが、
いやほんとに、子供たちが可愛かった…
みんな真摯に、一所懸命授業を聞いてくれて、
高校での実習なんか、
生徒たちが最終日に、花束までくださったのです。
でもこれはひとえに、
そのようなクラスに恵まれた、
そのような子達を育てる
担任の先生に恵まれた、
ということだと感じました。
各地で実習を行って大学に戻った仲間に、
話を聞いてくれなかったり、授業にならなかったりという話も聞き、
私は実習クラスに恵まれたなあ、と改めて感じたものです。
と同時に、
そのような格差がどうやって生まれたかを考えざるを得ませんでした。
教える「知識の内容」がある程度統一されているのなら、
その差を生むのは
・教える優先度、
・学ぶ心をつくるアイデア、
・その人自身の魅力、
そういったものが統合された力、
広い意味での「人間力」と考えるしかない。
大学ではそれの重要性は説きながらも、
どのようにそれを身に付けるか、
という確立された方法論は見出せませんでした。
それは、各自が現場で切磋琢磨する中で身につけるもの、だったのです。
だから、格差も生まれようもの。
教育の「機会の格差」に対する問題意識は、
社会全体の格差の問題が顕在化するにつれて、取りざたされています。
しかし教育の「質の格差」に対しては、
こう! という規定もしにくいから、明確な対策もしづらい。
そんな「人間力」を育てる方法論について悩む中で出会ったのが
Noh Jesu 著
『学校革命』
です。
読み進めて思わず口に出てしまった、
「方法論、あるじゃないか!」
Nohさんは最近使われないけど、
「教育ハブ立国 日本」
という表現も印象的で。
また後日、内容を少し紹介できればと思います。
教育に携わる方、教育を想う方、おすすめです!